植物が精油になるまで・・・製造(抽出)法いろいろ

アロマ

精油の抽出には、圧搾法や水蒸気蒸留法などの方法が使われています。

ラベンダーの精油を始め、私たちが使っている精油は製造(抽出)方法が異なっています。

植物の部位により芳香成分や精油量は違い、どの部位から抽出するかどの抽出方法を用いるかによっても香り、作用が変わります。

オレンジの木からは、ネロリ・オレンジ・プチグレンの3種類の精油が抽出されます。

ネロリ「花(蕾)・水蒸気蒸留法」オレンジ「果皮・圧搾法」プチグレン「葉・水蒸気蒸留法」

なので、作用や香りが違ってきます(^_-)-☆

知ってるとオモシロイ、また違った見方ができるかも・・・

精油の製造(抽出)法

いろいろな植物から精油を製造する方法は、その精油の成分の特徴、水に溶けやすいか、熱に対する強さはどうか?などの条件により、いくつかの違った方法が選ばれます。

水蒸気蒸留法

水蒸気で蒸して、芳香成分を得る方法です。一般的な方法です。原料の植物を蒸留窯に入れ、蒸気を吹き込んだり、窯に入っている水を沸騰させたりしてその水蒸気で植物の芳香成分を蒸発させます。この芳香成分を含んだ水蒸気は、次に冷却器を通って冷やされるうちに液体に戻ります。ここで上に浮いた芳香成分を、水と分離して精油として得ます。その時にできる芳香成分を含んだ水を「芳香蒸留水」(フローラルウォーター)と言います。

私は、フローラルウォーターはそのまま使用できて使いやすく、好きなので、化粧水にしたり、お風呂に入れてみたり、色々使っています。

圧搾法

圧力をかけて芳香成分を搾り取る方法です。ほとんどが柑橘系の果皮から精油を得るときに使用されます。昔は手で果皮を圧搾してスポンジに吸わせ回収していたそうです。現在ではローラーや遠心法による機械で圧搾し、低温で精油を得ています。低温で圧搾すると、熱によって精油成分がほとんど変化しないので自然のままの香りが得られます。

自然なままの香りで、果物そのものの香りがしますね~

油脂吸着法

油脂に芳香成分を吸わせる方法です。これは、花などの芳香成分を得るために古くからおこなわれていた方法です。油脂が芳香成分を吸着する性質を利用したもので、精製して無臭にしたヘッドやラードの混合物、オリーブオイルなどを使います。冷浸法(アンフルラージュ)と温浸法(マセレーション)があります。大変な手間がかかるため、現在ではほとんど使われていません。

揮発性有機溶剤抽出法

芳香成分を直接溶かし出して得る方法です。油脂吸着法に代わって利用され始めた方法で、石油エーテル、ヘキサンなどの揮発性の有機溶剤を用います。ローズやジャスミン、フランキンセンスなど花や樹脂の芳香成分を得るのには適した方法です。

抽出方法は、だいたいが水蒸気蒸留法や圧搾法です。

植物中の精油量は平均すると1~1.5%程度、

0.01~0.02%とごくわずかした含まれない物もあります。

とっても貴重、大切に使いたいですね~

㊗ブログ100件記念日で~す。訪問ありがとうございます。

これからも、ボチボチと更新していくので

よろしくお願いします<m(__)m>

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