いつものアロマクリームやミツロウキャンドルに使っているミツロウはどんなものなのだろうか?
身体には良いものだと思って使ってはいるけれど・・・
もっと知りたい!
知ってほしい!
ミツロウについて
ミツロウの最初の記録があるのは、紀元前4200年頃古代のエジプトで、はちみつと共に食品の保存やミイラを作る、といった目的で使われてきました。中世ヨーロッパでは肌の炎症に効果があるとされ、民間薬として用いられてきました。
ミツロウは古くから使われて、神聖な感じがします。
ミツロウを生み出すのは主にセイヨウミツバチと日本ミツバチの属するトウヨウミツバチです。ミツバチは花の蜜をはちみつに変化させて自分たちの食料にしますが、はちみつをさらに変化させてミツロウを分泌し巣を築いていきます。
一匹の働きバチが一生のうちで作るはちみつはティースプーン1杯(4~6g)、そこからできるミツロウは約1/10(0.4~0.6g)です。
ミツバチが頑張って作るミツロウはとっても貴重なのですね
成分や特性
分泌されたばかりのミツロウは透明ですが、花粉やプロポリスなどの影響で次第に色が変わっていきます。(淡黄~濃茶色)融点は60~68℃です。
・融点が高く加工がしやすい。
・ワックスエステルが皮脂腺で作られている脂質の主成分なので、皮膚によく馴染む。
・優れた保湿性。
・高い抗菌性。
・乳化性がある。
・酸化安定性の高さ。
・皮膚刺激、皮膚感作・光感作が極めて低い。
参考文献:aromatopia
スゴイ!いいことばかり(^_-)-☆
私のまとめ
知れば知るほど奥深く、まだまだ知らないことがたくさんあります。簡単にまとめると「ミツバチがいないとミツロウができない」特性ばかりのミツロウを絶やさないように、花があるからミツバチがいる。ハチに刺されるとコワい、と感じることが多いですが、刺されないように気を付けながら自然を大切に関わっていきたいと思いました。ハチに対する認識が少し変わってきました(^^ゞ
これからもミツロウを使ったクリームやキャンドルづくりをしていきたいな~と思います。
ミツロウハンドクリーム
【材料】
・ミツロウ 5g
・好きな植物オイル 20ml
・パルマローザ 2滴
・ラベンダー 3滴
【作り方】
①ビーカーにミツロウとキャリアオイルを入れ、湯を沸かした小鍋につけて、みつろうを溶かします。
②①をクリーム容器に入れます。
③表面が白っぽくなり、周りが固まり始めたら精油を入れ、竹串でよくかき混ぜます。
④完全に冷めたのを確認し、ふたを閉めて完成です。
★2か月以内に使い切りましょう。
パルマローザ
学名:Cympopogon martini
科名:イネ科
主な産地:コモロ・マダガスカル他
抽出方法:水蒸気蒸留法
主な作用:抗菌・抗真菌・抗ウイルス・免疫向上・子宮収縮・収斂・瘢痕形成・抗不安・抗うつ
注意事項:妊娠中の使用は控えましょう。
コメント