ノートと聞くと、学校などで使う「ノート」を想像してしまいがちですが・・・
精油が空気中に蒸発する時間には差があり、それぞれに揮発の速度(揮発度)があります。
その揮発の速度の事を「ノート」と呼んでいます。
「ノート」を考えながら2~3種類の精油をブレンドすることで、1種類の時には味わえなかった香りの調和が味わえ、楽しいし、新しい発見もあります(^^♪
精油をブレンドする時には、「ノート」と「ブレンドファクター(B・F)」というものを考えながら作るといいです。今日は、「ノート」について、書いていきたいと思います。(「ブレンドファクター」については後日書きたいと思います。)
揮発度(ノート)とは・・・
物質が空気にふれたときに分散するその容易さと、その速度を指すために使用される用語です。主に、液体が蒸発する際に要する時間を指し、化学的に測定できるものです。
揮発度の種類
精油類はすべてに高い揮発度を持っていますが、その全部が全部、同じスピードで蒸発するわけではなくて、その蒸発に要する時間の差が、精油の香りを持続する時間の長さに影響します。精油の揮発度には3種類あります。
トップノート
もっとも揮発が早く、つけた直後から感じる香りです。柑橘系の香りが多いです。オレンジ、グレープフルーツ、ティーツリー、レモン、ユーカリ、マートル、ラベンダー、ローズマリーなどがあります。
ミドルノート
揮発速度が中程度です。ブレンドした時にはトップノートの次に現れる香りです。カモミール、ジンジャー、ゼラニウム、ネロリ、プチグレン、ブラックペッパー、ローズ、ローズウッドなどがあります。
ベースノート
揮発度が低く、香りが持続します。ブレンドした時には揮発速度が速い成分を定着させ、香りを長持ちさせる効果があります。サンダルウッド、パチュリー、フランキンセンス、ベンゾイン、ミルラなどがあります。
☆例えば、レモン、オレンジ、グレープフルーツの3種類をブレンドすると、どれもトップノートの香りなので、すぐに消えてしまいますが、そこに、ミドルノートのネロリやベースノートのサンダルウッドなどを加えると香りも持続していきます。
☆揮発度を考慮してブレンドすると、最初にトップノートが香り、徐々にミドルノート、ベースノートと、香りがだんだん変わっていく楽しみも味わえます。
私の好きなブレンドは、やっぱり
・フランキンセンス(ベース)
・ネロリ(ミドル)
・ラベンダー(トップ)かな?
自分の好きなブレンドを見つけてみてくださいね~(^^♪
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